2024.08.20
猫の分離不安症とは? 原因・症状・対処法と予防策を解説!【ねこゴロン】
猫の分離不安症とは?
猫の分離不安症とは、猫が飼い主や家族と離れることで強いストレスや不安を感じる状態を指します。
単なる不安ではなく、吐いたり、普段はしない場所で粗相をするなどの異常行動が現れることもあります。
特に若い猫に多く見られ、1歳までに経験した環境や出来事が原因で発症することが多いです。
5歳頃までに症状が現れることが多く、特にオス猫の発症率が高いとされています。
今回は、猫の分離不安症への対応と治療についてご紹介します。
もしもの時に安心して対応できるよう、この記事を読んで分離不安症の症状や対処法を学びましょう。
猫の分離不安症の主な原因
猫の分離不安症にはさまざまな原因がありますが、主なものをいくつか紹介します。飼い主に対する過度な依存
一人っ子故に構われすぎて育ったなど、飼い主に過度に依存している状態の猫は、飼い主がおらず一匹だけの状況になると不安感が増します。
特に、家に常に人がいる家庭で育った猫は一人になることに慣れておらず、不安が強くなる傾向があります。
環境の変化や引っ越し
引っ越しや家のレイアウト変更など、環境の変化は猫にとって大きなストレスです。
また、家族の生活環境の変化(例: 専業主婦だった母親が仕事に出るようになった、一緒に住んでいた子供が独立した)なども、
猫にとっての生活のルーティンが崩れる原因となり、分離不安を引き起こすことがあります。
過去のトラウマやネグレクト
過去に虐待やネグレクトを受けた経験がある猫は、飼い主がいなくなることで再び不安を感じやすくなります。
また、飼い主の不在時に怖い経験をした場合も、再び同じ状況になるのではないかと不安を感じるようになります。
そのほか、以下のような猫は発症のリスクが高いとされています。
・甘えん坊や臆病な性格である
・早期に離乳した
・飼い主が単身かつ、他に飼われている動物がいない場合
猫の分離不安症の症状
分離不安症を抱える猫には、いくつかの特徴的な症状が見られます。過剰に鳴く
飼い主が外出したり、一人で部屋に残された際に猫が大きな声で過剰に鳴くことがあります。
これは、飼い主の不在に対する不安のサインです。
食欲不振や過食
分離不安症の猫は、ストレスから食欲が減少することがあります。
逆に、過度に食べることで不安を紛らわせようとする場合もあります。
過度な毛づくろいや家具の破壊行動
不安を感じた猫は、過度に毛づくろいをすることで自己を落ち着かせようとし、脱毛や皮膚の炎症が起こることがあります。
また、家具を引っ掻いたり、ものを破壊するなどいたずらを超えた行動を見せることもあります。
これは飼い主の気を引きたいという欲求から行われます。
不適切な排泄
飼い主がいない不安から、トイレ以外の場所で排泄をしてしまうことがあります。
特に、飼い主のベッドの上や扉の周りなどにおしっこをしてしまうことが多いです。
猫が分離不安症になるリスクを減らす方法
分離不安症のリスクを減らすためには、いくつかの方法があります。子猫の時期から留守番に慣れさせる
子猫の時期から、飼い主の外出や一人で過ごす時間に慣れさせることが重要です。
短時間の留守番から始めて徐々に時間を延ばすと効果的です。
また、一人の時に遊んで過ごせるようにお気に入りのおもちゃを与えてあげるのも効果的です。
在宅時にかまいすぎない
過度な依存を防ぐために、飼い主と過ごす時間をバランスよく確保し、適度な距離感を保つよう心がけましょう。
一緒にいるときにかまいすぎず、一人の時でもリラックスして過ごせる環境を整えてあげることが大切です。
外出することを悟らせないようにする
外出時は、家を出ることを猫に感じさせないようにそっと出かけましょう。
「行ってきます」と声をかけることや、外出前の一連の行動を見せないようにすることが効果的です。
猫を刺激しないようにテレビや電球をつけっぱなしにしたり、着替えや戸締りの順番を変えてみたりするとよいでしょう。
また、出かける前に猫の好物を与えることで、外出が良いことと関連付けられるようにしましょう。
分離不安症の猫への対処法
分離不安症の症状が現れた場合の対処法をいくつか紹介します。粗相の跡があっても叱らない
留守中に排泄の失敗や破壊行動があったとしても、愛猫を叱らないでください。
叱られることで、さらに不安感が強くなる可能性があります。
一人遊びができるおもちゃを用意する
猫が一人で遊べるおもちゃを用意することで、飼い主がいない間のストレスを軽減できます。
環境を整え、安心できる場所を作る
猫が安心して過ごせるスペースを作ることが大切です。
例えば、猫が隠れられるキャットハウスや、外を眺めて楽しめるような窓辺に設置されたキャットタワーなどが効果的です。
新しく猫を迎え入れる
もう一匹の猫を迎え入れることで、遊び相手ができ、分離不安症の緩和につながることがあります。
ただし、相性の良くない猫を迎えると逆効果になる場合もあるため、まずはトライアル期間を設けると良いでしょう。
まとめ
猫の分離不安症は、飼い主として心配な問題ですが適切な対策と予防法を実施することで防ぐことができます。
愛猫の行動に注意を払い、必要に応じて早めに対応することを心がけましょう。
この記事を通じて、愛猫との絆を深め、より安心で楽しい毎日を送るための参考になれば幸いです。
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